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旌善アリランの由来
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旌善
アリラン
旌善アリラン
歴史
: 旌善アリランは ‘アラリ'という名称で旌善を中心に、江原道と慶北北部地域、忠北 地域、京畿道東部地域で昔から歌い継がれてきた民謡である。旌善 アリランの歴史は今から約 600 年前の朝鮮時代初期にまで遡って行く。高麗王朝が滅亡した後も 不事二君 の忠節を誓った臣下(ソンビ)たちは松都に身を隠していたが、そのうち 7 人が 旌善 ( 今の南面 居七賢洞 ) に移りすんだ。彼らは高麗王朝への変わらぬ忠節を誓い、生涯山の菜を食べて暮らした。その間、昔の回想や故郷への切ない心情を 漢詩 に表して 律唱 を歌い、彼らの 悲痛 な心情を盛り込んだ詩は、村の人々の歌っていた歌にも影響を与え、その切なさは一層深まった。大院君が景福宮を修造した朝鮮後期からアリランが全国的に知られ始め、当時まで命脈をつないできた旌善の伝統音楽に “ アリラン、アリラン ...” という音をつけて‘リフレイン'として定着し、これを基に ‘旌善 アラリ ' または ‘旌善 アリラン'と名づけられた。植民地時代には人々は、祖国を奪われた民族の悲しみと恨めしさを切ないメロディーで歌った。韓国戦争以降は南北に分かれ、反共 ムードが高まり統一への強い念願を歌ったりもした。旌善 アリランには時代精神がそのまま溶け込んでいる。そして、男女の愛情と切なさ、夫への怨望、嫁いびりの辛さ、姑との葛藤、田舎ののんびりした暮らし、野良仕事の大変さと楽しさ等、人生の 喜怒哀樂がそのまま映されている。このように歌い継がれてきた 旌善 アリランは、1971年 12 月 16 日江原道の無形文化財第 1 号に指定され、江原道の代表的な無形文化財となって体系的な伝承と保全が始まり、今日韓国の数多いアリランの中でもその代表として位置づけられるようになった。
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