アラリ人形の家(アラリ・インヒョンエジプ)は1998年に旌善(チョンソン)の(旧)羅田分校に人形劇の製作や教育、展示、公演などの目的で作られた。2002年には江原道(カンウォンド)の専門芸術法人団体に指定されている。2004年以降は羅田分校を人形劇博物館に改造し、人形劇に登場していた人形を展示している
旌善邑(チョンソンウプ)から約9km離れた所に位置しており、韓国の第1世代の人形劇団であるソウル人形劇会を約30年間率いてきた安正義さんが設立している。1998年、(旧)羅田分校を借りて小さな人形の工房を作って以来、数点の人形を展示してきたが、2002年4月30日に人形博物館として正式開館している。公演用の人形を専門的に展示している博物館であり、韓国はもちろん世界各国の人形専門劇団が実際の公演で使っていた人形が展示されている。人形劇団の場合、ひとつの作品を一生公演で使うことが多いため、ここに展示されている人形の歴史は非常に貴重で大切なものである。
入場料は1000ウォン以上を自由に支払えばいい。「募金箱に入れてください。」という珍しい文句が書かれている。簡単に出会えない展示であることを考えると、非常に安い入場料である。 「旌善コクトゥ遊び祭り(チョンソン・コクトゥノリ・ジャンチ)」という旌善人形劇祭も主管しているアラリ人形の家では、大人と子供が一緒に楽しめる文化芸術公演である人形劇祭を毎年開催している。春川に人形劇祭とマイムフェスティバルがあるように、旌善コクトゥ遊び祭りもいつかアリランと共に世界の人々が楽しむ人形劇祭になると期待されている。