ススキ展示館は2009年9月26日に別於谷駅舎に開館された。別於谷駅は江原道旌善郡何面に位置した旌善線の駅で、2007年までは通勤列車が運営していたが、2008년年からはアウラ地域と堤川駅及びソウル駅を往復するムグンファ号が1日に4回停車している。 ススキ展示館は午前9時から夏季には午後6時まで、冬季には午後5時まで運営する。
別於谷駅は1967年に普通駅で営業をはじめたが、利用者の急減で2005年3月から簡易駅に変更される。2009年にススキをテーマに懐かしい思い出に浸れるススキ展示館に駅舎をリーモデリングした。 ススキ展示館は別於谷駅に地上一階規模で、二つの展示館(ススキ展示館、郷土史料館)と旅客待合室、野外空間などで構成されている。ススキ展示館にはススキ説明図、ススキ群落地の写真、裸山の模型図、ススキの工芸品、ススキの成長標本などが、郷土資料館には南面名所の写真、郷土遺物、郷土史料、旌善アリランPR資料、旌善君PR資料などが展示されている。
ススキ展示館でススキに興味が湧いたら別於谷の近くにある裸山ススキ群落地に行ってみることもできる。裸山は南面別於谷甑山の間に緩やかにそびえている標高1118.8mの山である。名の通り頂上が緩やかな丘陵地帯になっていて、木の代わりにススキが群落をなしている。10月の中旬になると数十万坪の平原全体をススキが覆うススキの天国である。登山家たちに韓国一だと評されるススキ畑で、人の背よりも高いススキが山中を覆う。秋だけでなく、冬に雪をかぶったススキも美しい。裸山では、1996年に行われた第1回の行事をスタートに毎年10月中旬にススキ花祭りが開催されている。緩やかで登りやすい家族登山向きの山である。甑山で発九徳を見回ってから裸山に登ると頂上まで1時間30分がかかる。